Is your house safe?

チーム名：「君たちはどう生き残るか」

ゲーム名：「Is your house safe?」

メンバー：松井優樹（リーダー、グラフィック）

　　　　　小田倫彦（グラフィック）

　　　　　井上幸大（プログラマー）

　　　　　ソフィア（シネマティックアーティスト）

　　　　　岡田万実（企画）

要求定義書

 

・制作者名：チーム４ 君たちはどう生き残るか

・ゲーム名：「Is your home Safe?」

・発注者

　―　防災グッズ販売店

・対象ユーザー

　―　一人暮らし、自分の部屋を持っている人

　―　引っ越しをしたばかりで新居のレイアウトを考えている人

　―　防災グッズに関心がなく、安全に配慮していない部屋造りになっている人

・解決すべき課題

　―　課題１：家具の配置による、災害時の避難ルートの弊害

•          タンスや本棚などを出入り口の前に置いた場合、地震が発生したときに転倒して出入口を塞がれる可能性がある。家具の配置による避難ルートの確保が課題である。

　―　課題２：身を守るための家具の配置を日常的に考える

•          ベッドの上に落下する可能性がある物や倒れてくる可能性がある家具を置くと、地震発生時に落下してきて負傷する可能性がある。家具の配置による身の安全を確保することが課題である。

•          割れやすいガラス製品ではなく、割れにくいプラスチックなどの素材を選ぶことで災害時の負傷を未然に防ぐことができる。

―　課題３：防災グッズへ関心を向ける

•          防災グッズの中には転倒防止グッズがあり、これを家具に使用すると未然に家具の転倒を防止することができる。防災グッズへの知識が不足していると未然に危機を防ぐことができない。防災グッズへの関心を向けることが課題である。

・課題の解決方法

　―　方法１：家具の配置を換えることで，災害時の避難ルートの確率をする

•          出入口から遠い場所に転倒する恐れのある家具を置くことで災害時の避難ルートを確保することができる。[2] 

　―　方法２：家具の配置を換えることで、落下物によるケガを防ぐ

•          ベッドの上には何も置かず、落下しても安全な場所に物を配置することで災害時の負傷を未然に防ぐことができる。[2] 

　―　方法３：転倒防止グッズの使用で家具の転倒を防ぐ

•          転倒の可能性がある家具でも転倒防止グッズを使うことで、家具の転倒を防ぐことができる。[1], [2]

・効果の検証方法

　―　ゲームをする前、ゲームをした後のアンケート

•          ゲーム実施前後でアンケート調査を行う。安全に配慮した家具の配置の意識や防災グッズの知識の変容を測定する。

•          ゲームを実施後に実際に自分の部屋の家具を安全な場所に移動させたか、防災グッズを購入したかなどの行動変化を見る。

・ゲームの持つ不思議な力

　―　主体的に家具配置できる楽しみ

•          自ら家具を設置することで主体性が生まれ、楽しみながら防災について学ぶことができる。

　―　継続的にゲームを続けられる楽しみ

•          自分の部屋以外に、玄関や風呂場のレイアウトを考えることができる。想定しやすい空間を複数用意することで継続性を狙う。

・参考文献

[1] 東京消防庁ホームページ　東京消防庁＜安全・安心＞＜防災＞ (tokyo.lg.jp)

[2] 家具類の転落・落下・移動防止対策ハンドブック　―室内の地震対策―

リサーチまとめ

●近畿大学　島崎教授

「転倒防止グッズの種類について」

・転倒防止グッズにはそれぞれ強度レベルがある。

・２つのグッズを使うことで強度レベルを上げることができる。 

・東京消防庁のホームページに転倒防止グッズの詳細ページがある。

「企画について」

・ダメなところを指摘するだけでなく、なぜダメなのかを考えるフェーズが必要である。

⇒　家具の配置が不適切だった原因をエンディングで説明する必要がある。

 

●東京国際工科専門職大学　小野憲史

「ターゲットについて」

・プレイヤーのターゲットをさらに詳細的に考え、その人々の動機・関心・背景について分析する。⇒　一人暮らしの人から引っ越しをしたばかり、新居のレイアウトについて考えている人に絞って、オープニングを通してターゲットに課題を訴える。

「イベントについて」 ・ゲームジャムではミニマムなゲームを作ることが大切である。⇒　地震に絞る。